
外壁塗装の剥がれは、見た目の問題だけでなく、家の寿命に大きな影響を与える可能性があります。
塗膜が剥がれることで、防水機能が失われ、外壁材が雨水を吸収しやすくなります。
このまま放置すると、ひび割れや腐食が進行し、最終的に雨漏りなどの深刻な問題に発展することもあるでしょう。
そこで本記事では、塗膜剥がれを放置した場合のリスクや、予防策について詳しく解説します。
早期に補修すれば、大がかりな工事を避けることができるので、状況に気づいたらすぐに対応することが大切です。
外壁塗装の塗膜が剥がれると、家の寿命が短くなる恐れがあります。
塗膜は雨水や紫外線から外壁を守りますが、剥がれると湿気が浸透しやすくなり、ひび割れや腐食が進行します。
これにより、最終的に雨漏りなどの問題が発生することもあるのです。
以下では、壁塗装が剥がれると危険な理由を2つ紹介します。
外壁の塗膜が剥がれると、新築でも古びた印象になり、資産価値が低く見られることがあります。
外壁の塗膜は建物の第一印象を決め、「新築らしさ」を保つ役割があります。
わずかな剥がれでも、外壁が汚れて見え、メンテナンスが行き届いていないという印象を与えることがあるのです。
特に新築数年で剥がれが目立つ場合、施工不良や下地処理不足が疑われ、建物の品質が低く見られることもあるでしょう。
部分的な補修では対応しきれず、全面の再塗装が必要になることもあります。
早期に専門業者に相談し、原因を特定して適切に補修を行えば、見た目を新築時に近い状態に戻すことが可能です。
塗膜が剥がれると、外壁の防水機能が低下し、家の耐久性が落ちてしまいます。
塗膜は外壁材を守る重要な役割を果たしており、これがなくなると水分が外壁に浸透し、ひび割れや腐食が進みやすくなります。
特にサイディングやモルタルの外壁は水分に弱いため、塗膜の剥がれを放置すると反りや浮き、鉄筋の錆びにつながってしまうのです。
例えば、北側の外壁で塗膜が剥がれると湿気がこもり、カビや苔が増殖しやすくなります。
これが進行すると、美観の低下や資産価値の下落、修繕費用の増加を招きます。
塗膜の剥がれを発見した場合、早期に専門業者に相談することが重要です。
外壁塗装が剥がれる原因として、下地との密着不良や下地処理不足、塗料の選定ミス、施工環境への配慮不足などさまざまな要因が挙げられます。
特に新築から数年以内で広範囲に剥がれが見られる場合、施工不良が関係していることが多いです。
これらの原因を理解しておくことで、適切な補修方法を選びやすくなります。
以下では、外壁塗装の剥がれにつながる主な原因を紹介します。
ただし、実際には複数の原因が重なっている場合が多いため、原因分析をしっかり行うことが重要です。
外壁塗装では下塗り材の選択ミスが塗膜の剥がれを招く大きな要因になります。
理由として、外壁材の種類や劣化状態に合わない下塗りを使うと密着性が低下し、どれだけ高級な上塗りを使っても性能を発揮できません。
例えばモルタル外壁に金属用の下塗りや、チョーキングが進んだ外壁にシーラーではなくフィラーを使うなどの誤りが起きると、数年で塗膜が浮きや割れを起こしやすくなります。
特に中古住宅の再塗装では既存塗膜との相性を無視すると早期剥がれにつながるため注意が必要です。
メーカーの仕様書に合った下塗り材を選び、外壁材と旧塗膜の状態を診断してから決定する姿勢が重要といえます。
外壁塗装の持ちを左右するのは、適切な量と方法での下塗りを行うことです。
下塗りが多すぎたり少なすぎたりすると塗膜の密着性が落ち、数年で剥がれが発生しやすくなります。
逆に厚塗りしすぎると乾燥不良を起こし、内部に水分が残ったまま膨れや剥がれを招きます。
適切な施工では、外壁の素材や劣化度を確認し、メーカー指定の希釈率と塗布量を守ることが重要です。
ローラーや刷毛の選び方も影響し、凹凸の多い外壁には毛足の長いローラーを使うなど道具の選定も欠かせません。
丁寧な下塗りを行うことで塗膜の密着力が高まり、外壁の剥がれを長期的に防ぐことにつながります。
下地処理が不十分だと、塗膜の密着が悪くなり、剥がれが早期に起こります。
古い塗膜や汚れが残ったまま塗装すると、新しい塗料がうまく密着せず、剥がれを引き起こします。
特に苔やカビがついた外壁や、ひび割れを補修せずに塗装すると、隙間から水が入り込み、塗膜を内側から押し上げてしまうのです。
高圧洗浄で汚れをしっかり落とし、下地の状態に合わせた処理を行うことが重要です。
見積もりを依頼する際は、下地処理の工程を詳しく説明してもらい、作業記録を残してくれる業者を選ぶことが推奨されます。
もし、塗膜の硬化が不完全であると、外部の環境に対して十分な耐久性を持たないため、早期に剥がれが発生することがあります。
特に、塗料が適切に乾燥しないまま次の工程に進んだ場合や、塗料の品質が低い場合に硬化不良が起きやすくなります。
また、温度や湿度が不安定な環境下で塗装が行われると、塗膜が完全に固まらず、剥がれやひび割れを引き起こす原因となることがあるのです。
このような問題を防ぐためには、適切な乾燥時間と塗料の選定が重要です。
外壁塗装において、下塗りと中塗り、中塗りと上塗りの間に適切な間隔を空けることは非常に重要です。
これらの塗装工程が十分に乾燥せずに次の塗装に進むと、塗膜が完全に結びつかず、剥がれやすくなります。
特に、乾燥時間が不足している場合、塗膜同士の密着が不十分となり、外部の圧力や湿気に対して耐久性が低くなる可能性が高くなります。
また、急いで塗装を進めると、塗料の化学反応が不完全になることがあるため、塗膜の剥がれやひび割れの原因にもつながってしまうのです。
施工中の時間間隔を守ることが、長期的に見て塗装の品質を保つために欠かせません。
塗料が付きにくい箇所への施工を軽視すると、塗膜が早期に剥がれます。
特に金属部品や樹脂製部材は、密着性が低く、適切な下塗り材を使わなければ剥離が進みます。
金属部分には錆止めプライマーを使用し、サイディングにはシーラーを塗布することで、塗料の密着力を高めることが可能です。
また、樹脂部材や金属部など密着しにくい箇所は、素材に適した専用プライマーを使用することが重要です。
塗料が付きにくい場所こそ丁寧に養生や下地処理を行い、仕上がりを長持ちさせましょう。
見積もりを確認する際、これらの施工方法が記載されているかを必ずチェックしましょう。
もし、外壁塗装の剥がれを放置してしまうと、さまざまなリスクが懸念されます。
以下では、放置した場合に起こり得る主なリスクを解説します。
外壁塗装の剥がれを発見した際は、自己判断せずに専門の業者へ相談しましょう。
外壁塗装の剥がれを放置すると、塗膜の下にある外壁素材が直接雨水や紫外線にさらされ、さらに劣化が進行します。
特に木材やモルタル、サイディングなどの素材は、水分が浸透することで膨張したり、ひび割れが生じることがあります。
これにより、外壁全体の耐久性が低下し、さらに大規模な修繕が必要になる場合があるのです。
また、塗膜の剥がれが進行すると、カビや藻の発生も促進され、外壁の美観を損なうだけでなく、健康にも悪影響を与える可能性があります。
そのため、塗膜が剥がれた場合は、早期に補修を行うことが重要です。
外壁塗装の剥がれを放置すると、最終的に雨漏りが発生する可能性が高くなります。
剥がれた塗膜は、外部からの水分や湿気を防ぐ役割を果たせなくなり、雨水が壁内部に浸透してしまうのです。
これにより、建物の構造部分が腐食したり、カビやシロアリの発生を引き起こすことがあります。
特に外壁の劣化が進行すると、建物の内部に直接影響を及ぼし、修繕費用が高額になる場合もあります。
早期の修繕と塗装の再施工を行うことで、こうしたトラブルを未然に防ぎ、建物の耐久性を維持することができるでしょう。
外壁塗装の剥がれを放置すると、特に湿気が多い環境ではカビの発生を引き起こす可能性が高くなります。
塗膜が剥がれることで、下地の素材が外部の湿気や水分にさらされ、吸水しやすくなります。
この湿った状態が長期間続くと、カビや藻が繁殖しやすくなり、外壁だけでなく、建物の内部にまで影響を及ぼすことがあるのです。
カビが発生すると、外観が損なわれるだけでなく、健康にも悪影響を与えることがあるため、早期の補修が必要です。
塗膜が剥がれた場合、速やかに補修や再塗装を行い、カビの発生を防ぐことが重要といえるでしょう。
塗膜が剥がれた部分から水分や湿気が侵入し、構造材にまで影響を及ぼすことがあります。
長期間放置すると、木材や鉄骨が腐食したり、鉄筋コンクリートの場合には内部の鉄筋が錆びて膨張することにより、構造が不安定になる恐れがあります。
これにより、最悪の場合、建物の倒壊や大規模な修繕が必要になる可能性があるのです。
外壁塗装の剥がれは早期に対処することで、大きな事故や高額な修繕費用を防ぐことができるため、定期的な点検と早期の塗装修復が重要です。
外壁塗装の剥がれを放置すると、建物の資産価値が低下してしまうリスクも見逃せません。
外壁が劣化して塗膜が剥がれると、建物の外観が悪化し、周囲に対する印象が大きく損なわれます。
特に不動産市場では、外観の美しさや保守状態が資産価値に大きな影響を与えるため、外壁塗装のメンテナンスを怠ることで売却時の価格が下がることもあります。
さらに、放置した結果、構造部分まで損傷が進むと、修繕費用も高額になり、結果的に資産価値の大幅な低下を招きます。
定期的な塗装メンテナンスは、資産価値を保つためにも欠かせません。
外壁塗装の剥がれを放置すると、シロアリの発生リスクが高まる点も挙げられます。
塗膜が剥がれると、外壁の下地が露出し、湿気や水分が浸透しやすくなります。
この湿った環境は、シロアリにとって非常に好ましい場所となり、木材などの素材に侵入してしまうことがあるのです。
シロアリの被害を受けると、外壁だけでなく、建物全体の構造に深刻なダメージを与えることがあるため、早期の対応が不可欠です。
塗膜が剥がれた場合は、速やかに修復や再塗装を行い、シロアリの侵入を防ぐことが大切です。
外壁塗装の剥がれを放置すると、進行する劣化に伴い、補修費用が高額になる可能性があります。
塗膜が剥がれると、下地部分が劣化し、ひび割れや水漏れが発生することがあります。
これが放置されると、建物の構造にも影響を及ぼし、より大規模な修復が必要です。
例えば、外壁材の張り替えや構造補強が必要になると、数十万円以上の費用がかかることもあります。
早期の補修を行うことで、費用を抑え、長期的なコストパフォーマンスを改善することができます。
塗膜の剥がれを見つけたら、早期に修復作業を行うことが経済的にも賢明な選択です。
大丈夫だろうという気持ちから外壁塗膜の剥がれを放置して後悔したケースは後を立ちません。
ここでは、外壁塗膜の剥がれを放置して後悔した例を3つ紹介します。
実際に例を通じて学ぶことも多いため、確認しておくとよいでしょう。
外壁塗膜の剥がれを放置した場合、特に進行が早い場合には、広範囲にわたって塗膜が剥離することがあります。
例えば、ある住宅では、塗膜剥がれを放置していたため、外壁全体にひび割れが広がり、その後、塗膜が一部だけではなく、全面的に剥がれ落ちてしまいました。
このような状況では、塗装の再施工にかかる費用が大幅に増加し、時間もかかるため、早期の対応が非常に重要です。
外壁塗装の剥がれを放置することで、建物全体の外観や耐久性が大きく損なわれるだけでなく、最終的には余分なコストがかかることになります。
塗膜の剥がれを早期に修復することで、これらのリスクを回避することができます。
外壁塗膜の剥がれを放置すると、最終的に内部への水分浸透が進み、雨漏りを引き起こすことがあります。
ある住宅では、外壁の塗膜が剥がれたまま放置していたため、外壁のひび割れから水分が浸入し、室内にまで影響が及びました。
最初は小さな漏れが見られただけでしたが、放置したことで状況が悪化し、天井や壁に大きな水跡が現れるようになってしまったのです。
このような場合、早期に修理を行わなかったため、修繕費用がかなり高額となり、建物の構造にもダメージが及ぶ可能性がありました。
外壁塗膜の剥がれを放置せず、早急に補修を行うことで、雨漏りやその後の大規模な修繕を避けることができます。
外壁塗膜の剥がれを放置していると、特に湿気が多い環境ではカビの発生を招くことがあります。
ある家庭では、塗膜が剥がれた部分から水分が浸透し、外壁材の内部が湿った状態が続いていました。
この湿気が原因で、カビが繁殖し、外壁に黒い斑点が現れるようになってしまったのです。
最初は小さなカビの発生だったものの、放置していたためにカビが広がり、外観が損なわれるだけでなく、室内の空気にも悪影響を及ぼしました。
このような場合、カビの除去や外壁の再塗装にかかる費用が高額になり、健康にも影響を与える可能性があるため、早期の補修が重要といえる事例でしょう。
施工不良で外壁の塗膜が剥がれた場合、まずは工事を行った業者に連絡し、詳細を伝えることが大切です。
自分で補修を試みると、状態が悪化したり、保証対象外になることがあります。
写真や契約書を準備して、冷静に事実を整理しましょう。
しかし、業者が対応を渋る場合、第三者の専門家に相談することも検討しましょう。
放置すると剥がれが広がり、外壁材の劣化や雨漏りが進行するため、早めに対処することが重要です。
以下で詳しく解説します。
最初は小さな剥がれでも、雨水が隙間から浸透しやすくなります。
これにより、外壁内部が湿気を含み、カビや腐食が進行し、構造に悪影響を及ぼすことがあります。
特に木造住宅では、柱や梁まで影響が及び、耐久性が低下しやすくなります。
また、ひび割れから凍結と乾燥を繰り返すことで、剥がれが広がりやすくなります。
劣化が進むと、再塗装では対応できず、張り替えや補修が必要になることもあります。
その結果、費用負担が数十万円単位で膨らむ恐れがあります。早期に施工不良を疑い、施工業者や第三者機関に相談することが大切です。
外壁塗装の剥がれが施工不良によるものであっても、必ずしも保証が受けられるわけではありません。
保証内容は契約書や保証書に記載された内容に依存し、対象外と判断されることもあります。
例えば、「剥がれは5年保証」とあっても、立地条件や前回の工事状態により免責とされることがあるのです。
また、定期点検を受けていない場合、保証が打ち切られることもあります。
そのため、工事前に保証期間や対象範囲を具体的に確認することが重要です。
書面で条件を残し、後から「聞いていない」とならないように備えておきましょう。
外壁塗装の剥がれが施工後2〜3年で発生した場合、施工不良が疑われます。
適切な塗膜であれば、通常8〜10年は大きな剥がれは見られません。
原因として多いのは、下地処理不足や下塗り材の選定ミス、乾燥時間を守らない手抜き作業です。
チョーキングやひび割れを補修せずに塗装すると、密着不良を引き起こし、早期に剥がれます。
乾燥時間を守らないと内部が生乾きのままになり、数年後に浮きや剥がれが発生します。
施工後2〜3年で剥がれが目立った場合、施工不良を疑い、業者に原因調査を依頼しましょう。
外壁の塗膜剥がれで業者が対応してくれない場合は、第三者機関へ相談することが大切です。
対応が遅れると外壁内部まで傷みが広がり、補修費用が高額になる恐れがあります。
まず消費生活センターに問い合わせれば、トラブルに合った助言や、業者への交渉方法のアドバイスを受けられます。
契約内容や見積書、工事写真などをそろえて相談すれば、状況を客観的に整理してもらいやすくなるでしょう。
建設業許可を持つ業者なら、各都道府県の建設業課や住宅紛争処理支援センターが相談先になる場合もあります。
リフォーム瑕疵保険に加入していれば、保険法人の相談窓口で補修の対象になるか確認することが可能です。
外壁の塗膜が剥がれた場合、早めに補修を行うことでダメージの拡大を防げます。
補修方法は剥がれの範囲や外壁材、劣化の進行度によって変わります。
軽微な剥がれならDIYでの補修が可能ですが、広範囲にわたる場合はプロによる再塗装が推奨されるでしょう。
外壁自体の傷みが進んでいる場合は、カバー工法や張り替えも選択肢です。
費用や工期は工法によって異なるため、予算や今後のメンテナンス計画を考慮して決めます。
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
DIYで外壁の塗膜剥がれを補修する際は、小さな範囲に限定して行うのが安全です。
外壁は見た目だけでなく防水性能も関わるため、誤った補修をすると剥がれが広がる可能性があります。
手順としては、まずワイヤーブラシや皮すきを使って浮いた塗膜を除去し、汚れやカビを中性洗剤で洗浄します。
その後、完全に乾燥させてから素材に合った下塗り材を塗布し、外壁用塗料を重ね塗りしましょう。
既存の色に近い塗料を選ぶと補修跡が目立ちにくくなります。
広範囲の剥がれやひび割れ、雨漏りがある場合は、専門業者に相談した方が安全です。
再塗装での補修は、塗膜剥がれが広範囲でも外壁材を活かしながら耐久性を回復できる方法です。
まず、劣化した旧塗膜をケレンや高圧洗浄で除去し、素地を露出させます。
その後、ひび割れ部分をシーリングや樹脂モルタルで補修し、乾燥時間を確保しましょう。
下塗り材を選び、規定量を均一に塗布した後、シリコンやフッ素塗料で中塗りと上塗りを行います。
特に窓周りや目地部分は塗料が溜まりやすく、剥がれやすいため、刷毛とローラーを使い分けて丁寧に塗装します。
再塗装では色分けや艶調整も可能ですが、足場の安全管理や下地判断には専門知識が必要です。
カバー工法は、塗膜剥がれが進行しても既存の外壁を撤去せずに補修できる方法です。
新しい外装材を重ね張りするため、工期が短く、騒音や粉じんを抑えられます。
また、外壁を二重構造にすることで、断熱性や遮音性の向上も期待できます。
まず既存の外壁を点検し、腐食や雨漏りがないか確認しましょう。
もし問題があれば補修後、透湿防水シートや胴縁を設置し、新しい外装材をビス留めします。
カバー工法は、特に外壁全体の剥がれが広範囲に及んでいる場合に効果的です。
業者とよく相談し、費用対効果を考慮して選択しましょう。
塗装では外壁材の内部の傷みを完全にカバーできません。
張り替えでは、既存の外壁材を撤去し、下地の腐食や雨漏りの有無を確認します。
問題があれば下地補修を行い、その後新しい外壁材を施工します。
サイディング外壁で反りや剥がれが出ている場合、部分補修ではなく、面ごとの張り替えが有効です。
費用は再塗装より高くなりますが、断熱性や遮音性の向上も期待でき、長期的なメンテナンスコストを抑えられるでしょう。
最適な方法を業者と相談して選ぶことが重要です。
先ほど外壁塗装の剥がれを補修する方法について解説しましたが、続いてそれぞれにかかる費用の目安について紹介します。
あくまで目安のため、正確な金額は業者に見積もりを依頼して確認してください。
以下でそれぞれ見ていきましょう。
DIYで外壁塗装の剥がれを補修する場合、費用は使用する材料や面積、作業内容によって異なります。
一般的に、必要な材料としては補修用パテ、サンドペーパー、下地処理剤、塗料などが必要となり、これらの費用は数千円から1万円程度が目安です。
作業を自分で行うことで、施工費用を大幅に節約することができますが、塗装の技術や準備作業が重要です。
補修作業を適切に行わないと、再発の原因となることがあるため、慎重に作業を進めることが求められます。
総額は規模によりますが、DIYでの補修はプロに依頼する場合に比べてコストを抑えやすいと言えます。
外壁塗装の剥がれを再塗装で補修する場合、費用は「部分補修か、外壁全体の塗り直しか」で大きく変わります。
小さな剥がれを補修する程度であれば、補修範囲に応じて数万円〜十数万円で収まるケースもあります。
一方、剥がれが広範囲に及んでいる場合や、足場を組んで外壁全体を塗り直す場合は、建物の大きさや下地の状態、使用する塗料のグレードによって費用が変動し、一般的に数十万円〜100万円前後が目安となります。
また、剥がれの原因が下地処理不足やひび割れの放置などにある場合は、下地補修やシーリング工事が追加で必要となり、その分費用が上がることもあります。
正確な金額を把握するためには、複数の業者に現地調査を依頼し、
「補修範囲」「下地処理の内容」「足場の有無」「塗り回数」が見積書に明記されているかを確認したうえで比較することが大切です。
カバー工法での費用は、使用する外壁材の種類や施工面積、下地補修の有無によって大きく異なりますが、一般的な戸建て住宅では80万円〜150万円前後が目安となります。
断熱性や遮音性の高い外壁材を選ぶ場合や、下地の補修が必要な場合は、さらに費用が上がることもあります。
カバー工法は既存の外壁を撤去せずに施工できるため、工期が比較的短く、廃材が少ない点がメリットです。
一方で、外壁内部に雨漏りや腐食がある場合は事前補修が必要となるため、必ず現地調査を行ったうえで判断しましょう。
見積もりを確認する際は、
「使用する外壁材の種類」「下地補修の範囲」「足場費用が含まれているか」
が明記されているかを確認することが大切です。
張り替えによる補修は、既存の外壁材を撤去し、新しい外壁材に交換する方法です。
外壁材の反りや劣化が進行している場合や、内部に腐食・雨漏りが確認されるケースで選択されることが多くなります。
費用は外壁材の種類や施工範囲、下地補修や廃材処分の有無によって異なりますが、一般的な戸建て住宅では120万円〜200万円前後が目安となります。
下地や構造部分の補修が必要な場合は、追加費用が発生することもあります。
張り替え工法は外壁内部の状態を直接確認できるため、雨漏りや腐食の根本的な解決につながりやすい点が特徴です。
見積もりでは「外壁材の種類」「下地補修の範囲」「廃材処分費・足場費が含まれているか」を必ず確認しましょう。
素材ごとによっても外壁の修復方法は変わってきます。
以下では主に用いられる、モルタル、サイディング、ガルバリウム鋼板の3つの素材ごとの修復方法を解説していきます。
事前に確認しておくことで、スムーズな進行が可能になりますので、押さえておきましょう。
外壁の塗膜が剥がれる原因として、モルタル壁の劣化が関わっている場合があります。
モルタルは、風雨や温度変化にさらされることでひび割れが生じ、その隙間から水分が入り込み、塗膜が剥がれやすくなります。
モルタル壁の修復方法としては、まずひび割れ部分を十分に乾燥させ、その後、専用の補修材で埋めることが重要です。
また、補修後は防水性を高めるために、塗膜の再塗装を行うことをおすすめします。
適切な修復作業により、モルタル壁の耐久性を向上させ、塗膜剥がれを防ぐことができます。
サイディングは、木材や金属、セメントなどの素材で作られた外壁材で、耐久性が高いとされていますが、長期間の使用や劣悪な環境によって塗膜が剥がれやすくなることがあるのです。
サイディングの修復方法は、まず塗膜の剥がれた部分をしっかりと洗浄し、汚れやほこりを除去します。
その後、専用の補修材を使用してひび割れや隙間を埋め、最後に再塗装を行います。
再塗装には耐候性の高い塗料を使用することが重要です。
この一連の修復作業を行うことで、サイディング外壁の美観と耐久性を保つことができるでしょう。
ガルバリウム鋼板は、耐久性に優れた外壁素材として広く使用されていますが、長期間の使用や厳しい環境によって、塗膜が剥がれることがあります。
ガルバリウム鋼板の塗膜が剥がれた場合、まずは表面の汚れや錆を取り除くことが重要です。
その後、剥がれた部分に専用の補修材を使用して、下地を整えます。
最後に、防錆効果を持つ塗料を使って再塗装を行い、ガルバリウム鋼板の耐久性を回復させます。
この修復作業により、外壁の美観を維持し、塗膜剥がれを予防することができるでしょう。
外壁塗装の塗膜剥がれを防ぐには、信頼できる業者選びが最も重要です。
どれだけ高品質な塗料を使っても、施工技術や管理体制が不十分だと、短期間で剥がれが発生する可能性があります。
また、相場より極端に安い金額を提示する業者には注意が必要です。
下地処理の手抜きや塗り回数の省略リスクがあります。
保証内容や施工後のアフターフォロー体制も事前に確認し、万が一の対応策をしっかりと聞いておくことが重要です。
以下で詳しく解説します。
まず、自社職人が施工する業者を選びましょう。
下請け任せの業者は、指示が不十分だと塗膜の密着不良や早期剥がれを引き起こしやすくなります。
次に、塗料メーカーの認定施工店かどうかを確認してください。
認定店は、仕様書通りの下塗りや塗り重ね時間を守る体制が整っています。
また、過去の施工事例を見て、同じ外壁材での実績が豊富かも確認しましょう。
見積書には下地処理や下塗り回数など、具体的な工程が記載されているかをチェックします。
複数社から見積もりを取って、説明の分かりやすさや対応の誠実さを見極めることも重要です。
口コミサイトでは、外壁塗装の内容や塗膜剥がれへの対応について書かれた具体的な評価を比較しましょう。
施工不良で塗膜が早期に剥がれた場合でも、保険に加入していれば補修費用をカバーできる可能性があります。
工事中の検査や引き渡し後の一定期間に発生した構造や防水性能に関する不具合が補償対象です。
再塗装や張り替えが必要になると数十万円の出費がかかることもありますので、見積もり時には業者がリフォーム瑕疵保険に加入しているか、どの範囲まで補償されるかを確認してください。
保険証券や約款を事前に取り寄せ、保証年数や免責金額をチェックすることが安心です。
万が一に備えて、価格だけでなくリフォーム瑕疵保険の有無も考慮して業者選びを行いましょう。
外壁塗装の塗膜剥がれについては、「剥がれを防ぐための予防策はあるのだろうか」「塗装後すぐに剥がれた場合はどうしたらいいのか」などさまざまな疑問を持つ場合が多いです。
最後に代表的なよくある質問に回答していきます。
事前に把握しておくことで、不安要素を取り除くことにつながるでしょう。
外壁塗装の剥がれを防ぐためには、定期的なメンテナンスと早期対応が大切です。
塗膜は紫外線や風雨で少しずつ劣化するため、新築から10年を目安に専門業者による点検を受けることをおすすめします。
早期にチョーキングやひび割れを発見できれば、小規模な補修で済むことが多く、費用も抑えられます。
また、塗装時には、外壁材に合った下塗り材や高圧洗浄、シーリングの打ち替えを行うことで、雨水の侵入を防ぎ、塗膜剥がれを長期間抑制することが可能です。
信頼できる業者選びも重要で、施工後の点検や保証がしっかりしている業者に依頼することが効果的です。
外壁塗装を行った後にすぐに塗膜が剥がれる場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、塗装作業時に下地の準備が不十分であったり、湿度や温度が適切でない場合、塗料が十分に密着せず剥がれが発生します。
このような場合、まずは原因を特定することが重要です。
もし剥がれが広範囲に及んでいる場合は、再塗装が必要です。
再塗装前には、剥がれた部分をしっかりと洗浄し、乾燥させることが求められます。
適切な作業を行うことで、再発を防ぎ、塗膜の耐久性を確保できます。
外壁塗装の剥がれを放置すると、家の美観や耐久性に深刻な影響を与え、最終的には高額な修繕が必要となります。
早期に塗膜剥がれを発見し、専門業者に相談することで、大規模な工事を避け、コストを抑えることが可能です。
また、予防策として定期的なメンテナンスや点検が欠かせません。
塗膜剥がれを防ぐためには、適切な塗料選びや下塗り処理が重要であり、信頼できる業者に依頼することが効果的です。
塗膜剥がれを長期的に防ぐために、早期の対応と予防策を意識しましょう。
この記事の監修者

三沢 健太
株式会社マルケイホーム 代表
《プロフィール》
埼玉県川越市の外壁塗装・屋根塗装専門店「株式会社マルケイホーム」代表。戸建て住宅の外壁・屋根リフォームに特化し、劣化診断から塗料選定、施工管理まで一貫して対応してきた経験を持つ。
外装リフォームで失敗しないためのポイントや、耐久性・コストを踏まえた適切な工事内容の判断に詳しく、本記事ではその専門知識にもとづき内容の妥当性をチェックしている。